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耳の病気予防に!|獣医師が教える愛犬の耳のお手入れ方法について

犬の外耳道はL字型をしているため湿気がたまりやすく、トラブルが多く見られます。耳にトラブルが起こると痒みや痛みが見られるため、放置するとストレスになり、QOL(=生活の質)の低下を招きかねません。そのため、ご家庭では普段からセルフチェックやお手入れを行い、予防と早期発見を行うことが重要です。

今回は愛犬の耳のお手入れ方法について、耳のセルフチェック方法やケアの頻度などをご紹介します。

 

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■目次
1.耳のセルフチェック方法
2.愛犬が耳を見せてくれないときの方法
3.こんな動作をしていたら要注意?
4.よくある質問(Q&A)
5.まとめ

 

耳のセルフチェック方法

日頃から愛犬の耳をよく観察し、以下のような異常がないかどうかをチェックしましょう。

 

・臭い:いつもよりニオイが強くないか
・耳垢:黄色や茶色っぽい耳垢が増えていないか
・分泌物:分泌物が出ていないか
・腫れ:耳の中が赤くなって腫れていないか
・かゆみの兆候:耳を必要以上に掻く、床などにこすり付ける、頭を振るなどの症状がないか

 

耳のチェックは毎日行うことが望ましいですが、最低でも1週間に1回はチェックするようにしましょう。

 

愛犬が耳を見せてくれないときの方法

犬が耳を触られるのを嫌がるのは、過去のトラウマや痛み、不快感などが原因であることもあれば、元々嫌な子もいます。愛犬が耳を見せてくれないときは、段階的なしつけが必要です。

 

そのため、まずは耳を触られることに慣れさせることが大切です。コミュニケーションの一環として、顔や頭を触ったり撫でたりする時にさりげなく耳周辺を触る習慣をつけ、少しずつ耳を触られることに慣れさせましょう

 

また、犬は嬉しいことを繰り返す習性があるため、耳を触られることをポジティブなことと関連付けることが大切です。うまく耳を触らせてくれたら、おやつを与えたり褒めたりするなど、ご褒美を用意しましょう。

 

耳を触らせてくれるようになったら、耳をめくったり、耳の根本をマッサージしたりする練習を行いましょう。そして少しずつ耳を触る時間を増やし、慣れてきたら実際に耳の中をチェックしましょう。

 

しつけはとにかく根気強く、継続して行うことが大切です。いきなりステップアップしようと焦らずに、少しずつ慣らしていきましょう。

 

ただし、すでに耳に痛みや不快感が見られる場合は、その治療を行うことが重要です。痛みがある状態で無理に触ろうとすると逆効果になるため、原因に合わせた対応を行いましょう。

 

こんな動作をしていたら要注意?

愛犬に以下のような変化が見られた場合は外耳炎など、耳の病気のサインである可能性が考えられます。

 

・頭を振る頻度の増加
・耳を掻く動作の増加
・耳の臭いの変化

 

これらの症状が見られたら、早急に動物病院を受診しましょう。

 

よくある質問(Q&A)
Q: 耳掃除の頻度は?

A: 耳掃除の頻度は特に決まりはなく、きれいな状態でこまめに耳掃除を行ってしまうと、逆に外耳炎を引き起こしてしまうこともあります。そのため、愛犬の耳の中をこまめに確認して、汚れやにおいが気になってきたら行うようにしましょう。

 

Q: 耳垢が多い犬種は?

A: 以下のような犬種では耳垢が多い傾向にあります。

 

・たれ耳:ミニチュアダックスフンド、ゴールデン・レトリーバー、コッカー・スパニエルなど
・耳の毛が多い:トイ・プードル、ミニチュア・シュナウザーなど
・アレルギーを持っていることが多い:柴犬、フレンチ・ブルドッグなど

 

まとめ

犬は耳トラブルを起こしやすいため、日頃からセルフチェックを行い、なるべく早い段階で異常に気がつくことが大切です。特にたれ耳や耳の毛が多い犬種、アレルギー体質の子は耳垢が多い傾向にあるため、こまめにチェックを行うことがお勧めです。
愛犬に耳の異常が見られた場合は動物病院を受診しましょう。

 

 

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