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犬は何歳からシニア?年齢の目安と体の変化、今からできるケアポイント

「うちの子はまだ元気そうだけど、もうシニアなのだろうか」と感じたことはありませんか。年齢を重ねても普段と変わらず過ごしていると、シニア期に入っているのか判断がつきにくいものです。

 

実際、シニア期はある日突然始まるものではなく、日々の中で少しずつ変化が積み重なっていきます。そのため、毎日近くで見ている飼い主様だからこそ気づきにくい場合もあります。

 

しかし、体の内側ではゆっくりと変化が進んでいます。だからこそ、年齢の目安を知り、日頃のケアや健康管理を見直していくことが大切です。

 

そこで今回は、犬のシニア期の目安や体の変化、ご家庭で意識したいケアのポイント、受診と健康診断の考え方などについてご紹介します。

 

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■目次
1.犬は何歳からシニアなの?
2.シニア期に見られやすい体の変化と健康リスクについて
3.ご家庭で意識したいケアポイント
4.受診と健康診断の考え方
5.まとめ

 

犬は何歳からシニアなの?

犬のシニア期は体の大きさによって目安が異なります。一般的には、小型犬や中型犬では7歳前後、大型犬では5歳前後からシニア期に入るとされています。

 

ただし、この年齢はあくまでひとつの目安です。犬種や体格、生活環境によって老化の進み方には差があります。同じ年齢でも元気に過ごしている犬もいれば、少しずつ変化が表れている犬もいます。

 

そのため、「何歳になったからシニア」と一律に判断するのではなく、その子の様子を見ながら捉えることが重要です。年齢はあくまで参考にしつつ、日常の変化に目を向けていきましょう。

 

シニア期に見られやすい体の変化と健康リスクについて

シニア期に入ると、これまでとは異なる変化が少しずつ見られるようになります。まずは、日常で気づきやすい変化について見ていきましょう。

 

・運動量の低下
・寝ている時間が増える
・視力や聴力の低下
・食事量や好みの変化
・毛並みの悪化
・筋力や体重の減少

 

このような変化は、年齢に伴う自然なものとして表れる場合もあります。一方で、これらの変化に関連して、以下のような健康リスクが高まる傾向があります。

 

・関節トラブル
・心臓や腎臓など内臓の不調
・歯周病
・認知機能の変化

 

犬や猫の関節炎についてより詳しく知りたい方はこちら

 

ここで注意したいのは、「年齢のせい」と思っていた変化の中に病気が隠れている場合がある点です。例えば、動くのを嫌がる様子が関節の痛みによるものだったり、食欲の変化が内臓の不調のサインだったりすることもあります。

 

そのため、小さな違和感でも見逃さず、気になる様子があれば早めにご相談いただくことが大切です。

 

ご家庭で意識したいケアポイント

加齢そのものを止めることはできませんが、日々のケアを見直すことで、シニア期の生活の質を保ちやすくなります。ご家庭で取り入れやすいポイントをいくつかご紹介します。

 

<食事内容の見直し>

年齢とともに食欲が落ちたり、消化機能が変化したりすることがあります。そのため、少量でも栄養をしっかり摂れるシニア用フードを選ぶことが大切です。なお、噛みづらそうにしている場合には、ぬるま湯でふやかしたり、ウェットフードを取り入れたりする工夫も有効です。

 

<無理のない運動>

シニア期になると活動量が減りがちですが、体を動かさない状態が続くと筋力が低下しやすくなります。また、筋肉量が減ると関節への負担も大きくなります。そのため、体調に合わせて散歩の時間を調整したり、無理のない範囲で体を動かしたりすることが重要です。

 

<体重管理>

体重が増えると関節への負担が大きくなります。一方で、体重が減りすぎる場合も体力低下につながります。適正体重を維持できるよう、食事量を調整したり、運動量を見直したりしていきましょう。

 

<滑りにくい床や寝床の見直し>

フローリングは滑りやすく、関節に負担がかかる原因になります。そのため、マットを敷いたり、クッション性のある寝床に変えたりすることで、体への負担を軽減できます。

 

<日々の変化を記録する>

体重や食欲、排泄の様子などを記録しておくと、小さな変化にも気づきやすくなります。毎日一緒に過ごしていると変化を見逃してしまうこともあるため、日頃から振り返る習慣を持つことが大切です。

 

受診と健康診断の考え方

動物病院は、病気の治療だけでなく、健康を維持するためのサポートを行う場所でもあります。そのため、「こんなことで相談してよいのだろうか」と迷うような内容でも、遠慮なくご相談ください。

 

特にシニア期は、さまざまな病気のリスクが高まる時期です。見た目に大きな変化がなくても、体の内側では変化が進んでいる場合があります。

 

そのため、健康診断は年1回ではなく、年2回を目安に検討することをおすすめします。定期的に状態を確認することで、わずかな異常にも気づきやすくなり、早期対応につながります。

 

また、元気なときの数値を把握しておくことで、その子の基準を知ることができ、将来の変化にも気づきやすくなります。

 

まとめ

犬のシニア期は、老化の始まりというよりも、これからの生活をよりよく整えるための大切なタイミングです。年齢の目安を知り、体の変化に目を向けることで、日常のケアを適切に見直すことができます。

 

また、「年だから仕方ない」と考えてしまいがちな変化の中にも、治療やケアで改善が期待できるケースがあります。だからこそ、違和感を感じた際には早めに対応することが重要です。

 

なお、当院ではシニア期の健康管理やリハビリにも力を入れており、その子に合ったケア方法をご提案しています。日々の生活で気になる点や不安なことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

 

 

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