ライフサポート情報
2026.02.20|ライフサポート情報
犬や猫の震えは寒さ?病気?|受診の目安をわかりやすく解説
普段は元気な犬や猫が突然震えていると、飼い主様は「少し寒いだけかもしれない」と思いながらも、「何か異常があるのでは」と心配が募ってしまうものです。
震えの中には、特に問題のない一時的なものもありますが、中には早期の受診が必要なケースも含まれています。適切な判断を行うことで、大切な家族である愛犬や愛猫の健康と命を守ることにつながります。
今回は、犬や猫が震える主な原因や見極めのポイント、受診が必要なケースの見分け方などについて解説します。
■目次
1.犬や猫が震える主な原因とは?
2.震える“状況”から考える見分け方のポイント
3.ご自宅で様子を見てもよい震えの特徴と対処法
4.早めに動物病院を受診した方がよい震えのサイン
5.動物病院ではどんな検査・対応をするの?
6.まとめ
犬や猫が震える主な原因とは?
犬や猫の震えには、ひとつの原因だけでなく、さまざまな背景が考えられます。まずは、よく見られる原因を理解しておくことが大切です。
震えは、以下のようなケースで見られることがあります。
・寒さや気温の変化による体の反応
・恐怖や不安、興奮、緊張といった精神的な刺激への反応
・痛みや体調不良、低血糖、神経系の異常
・てんかん発作などの重篤な病気の症状
このように、震えには生理的な反応から、注意が必要な疾患まで幅広い原因が関係している可能性があります。そのため、飼い主様が落ち着いて状況を観察し、どのような震えかを見極めることが重要です。
震える“状況”から考える見分け方のポイント
震えの原因を特定するには、「いつ」「どのような場面で」震えているのかを確認することが非常に役立ちます。以下は、よく見られる場面と考えられる原因の一例です。
◆散歩中や外に出た直後に震える場合
寒さや緊張、騒音などの刺激に対する反応が考えられます。
◆寝起きや空腹時に震える場合
低血糖や体力の低下など、エネルギー不足が影響していることがあります。
◆抱っこされたときや触られたときに震える場合
触れられた部分に痛みがある、または触られること自体への不安や恐怖の可能性があります。
◆発作のように突然始まり、意識がもうろうとする、動きが不自然な場合
てんかんなど神経系の異常による震えの可能性があるため、注意が必要です。
このように、震えの「起きるタイミング」や「環境」といった状況を把握することで、原因の特定がしやすくなります。
ご自宅で様子を見てもよい震えの特徴と対処法
すべての震えが緊急対応を必要とするわけではありません。そのため、以下のような特徴がある場合には、ご自宅で様子を見ながらケアをしていただいて構いません。
・寒い場所で一時的に震えているが、温めることで震えがおさまる
・音や来客などの刺激がなくなると、自然に震えが止まる
・普段どおりの元気さや食欲が保たれている
このような震えの場合には、生活環境を少し工夫することで予防や改善が可能です。たとえば、寒さが原因であれば、以下のような防寒対策を行いましょう。
・気温の低い日は、洋服を着せる
・暖かい寝床を準備する
・室温を快適に保つ
また、恐怖や不安から震えている場合には、無理に押さえつけたり、叱ったりしないよう注意が必要です。犬や猫が安心して過ごせるよう、静かで落ち着けるスペースを確保してあげるとよいでしょう。特に、騒音や来客などの突発的な刺激に過敏に反応しやすい動物にとっては、「安心できる居場所」が大きな支えになります。
早めに動物病院を受診した方がよい震えのサイン
以下のような震えは、重大な疾患が背景にある可能性があるため、すぐに動物病院を受診する必要があります。
・震えが長時間続いている、または何度も繰り返している
・体が硬直していたり、けいれんのような動きがあったりする
・呼びかけに反応しない、または意識がもうろうとしている
・痛みを訴えるような鳴き方をしている
・震えに加えて、元気や食欲の低下、嘔吐、ふらつきなどの症状がある
また、明確な症状が出ていない場合でも、飼い主様が「いつもと違う」と感じた直感は非常に大切です。実際に、飼い主様の違和感によって早期発見・早期治療につながったケースは少なくありません。犬や猫の小さな変化を見逃さないためにも、日頃からよく様子を観察しておくことが、健康維持に直結します。
動物病院ではどんな検査・対応をするの?
動物病院で震えの原因を調べる際には、まず飼い主様からの詳細な情報が非常に重要となります。震えが始まった状況、どのくらいの頻度で起こるか、ほかに気になる様子があるかなどを詳しく伺います。もし震えている様子を動画で記録していただければ、診断の大きな助けになります。
また、検査の内容は症状によって異なりますが、一般的には以下のような対応が行われます。
・身体検査や血液検査によって、低血糖や内臓の異常がないかを確認
・画像検査などの精密検査を実施(神経系の病気やてんかん発作が疑われる場合)
当院では、犬や猫の負担をできるだけ軽減することを第一に考え、可能な限り苦痛の少ない検査・診断を心がけております。不安なことがあれば、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。
まとめ
犬や猫の震えには、寒さや緊張などによる一時的な反応もあれば、命に関わる疾患が背景にある場合もあります。震えている様子だけで判断するのではなく、震えが起きた状況や他の症状をあわせて見ることが、正しい見極めにつながります。
ただし、見極めが難しいと感じたときや、「いつもと違う」と直感的に感じたときには、迷わずに動物病院にご相談いただくことをおすすめします。
当院では、飼い主様が安心してご相談いただけるよう、スタッフ一同、日々の診療に真摯に取り組んでおります。犬や猫が健やかに過ごせるよう、私たちは全力でサポートいたします。少しでも気になる震えが見られた場合は、どうぞお早めにご相談ください。
年中無休で動物たちの健康をサポートします
千里桃山台動物病院
TEL:06-6190-5100






