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冬でも油断できない|暖房による犬の隠れ脱水と受診の目安

「冬は寒いから暖房をつけているし、うちの子もぬくぬく過ごしているから大丈夫」と安心していませんか?しかしその一方で、「しっかり暖かくしているのに、なんとなく元気がない」「水をあまり飲まない気がする」と感じたご経験はありませんか?

 

実は、冬でも犬は脱水状態に陥ることがあります。特に、暖房による室内の乾燥が引き金となり、見過ごされやすい「隠れ脱水」が起こることも少なくありません。見た目には分かりづらいため、気づいた時には体調に変化が出ていることもあります。

 

この隠れ脱水を防ぐためには、早い段階での気づきと対処が大切です。

 

今回は、暖房と乾燥による犬の脱水のリスクや、日常のチェックポイント、水分補給の工夫、そして受診の目安などについてご紹介します。

 

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■目次
1.冬に増える「犬の隠れ脱水」とは?
2.暖房と乾燥が脱水を引き起こす仕組み
3.ご自宅でできる「脱水チェックポイント」
4.冬に実践したい水分補給の工夫
5.動物病院を受診したほうがよい目安
6.まとめ

 

冬に増える「犬の隠れ脱水」とは?

隠れ脱水とは、外見からは分かりにくい軽度から中等度の脱水状態を指します。犬の脱水と聞くと、夏の暑さによる熱中症を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は冬にも脱水は起こります。

 

しかも冬の脱水は、夏のように明らかな喉の渇きや激しいぐったり感が表れにくいため、飼い主様が見逃しやすい傾向にあります。「年齢のせいで元気がないのかな」「寒いから動かないだけかな」といった判断になりやすく、気づいた時には症状が進行していることもあるのです。

 

隠れ脱水を放置すると、体調不良や持病の悪化を招く恐れがあります。特に心臓や腎臓に持病がある犬にとっては、脱水による影響が大きく、命に関わることもあります。そのため、違和感に気づいた時点での早めの対処が何よりも重要です。

 

暖房と乾燥が脱水を引き起こす仕組み

冬場に犬が脱水しやすくなるのは、室内の「暖房」と「乾燥」が関係しています。暖房を使用すると空気中の湿度が下がり、目には見えない形で体から水分が失われていきます。乾燥した空気の中に長時間いることで、呼吸や皮膚を通じて水分が蒸発しやすくなり、知らないうちに脱水が進行してしまうのです。

 

犬の皮膚トラブルについてより詳しく知りたい方はこちら

 

さらに、寒い時期は喉の渇きを感じにくくなったり、運動量が減ったりするため、自然と水を飲む回数や量が減少しがちです。

 

そのため、「暖かくしている=安心」ではなく、「暖房によって乾燥している室内環境」にこそ注意が必要です。見た目には快適に見えても、犬の体には負担がかかっているかもしれません。

 

ご自宅でできる「脱水チェックポイント」

隠れ脱水は症状が分かりにくいため、日常の中で小さな変化を見逃さないことが大切です。以下のチェックポイントを参考に、犬の状態を定期的に確認してみましょう。

 

<犬の脱水チェックポイント>

・皮膚を軽くつまみ、元に戻るまでに2秒以上かかる
・口の中や歯ぐきが乾いている、粘り気がある
・尿の回数が明らかに減っている
・尿の色がいつもより濃くなっている
・元気や食欲が落ちている
・寝ている時間が増えている

 

これらのうち一つでも当てはまる場合は、脱水の可能性があります。症状が軽度のうちに気づくことで、大事に至らずに済むケースも多いため、少しでも気になる点がある場合は、動物病院に相談しましょう。

 

冬に実践したい水分補給の工夫

冬場に犬の脱水を防ぐためには、水分摂取量を意識的に増やすことが大切です。ただし、無理に飲ませようとするのではなく、犬が自然に水を飲みやすくなるような環境づくりを心がけてみましょう。

 

具体的には、以下のような工夫が有効です。

 

・水飲み場を1か所だけでなく、生活の動線上に複数設ける
・飲み水はこまめに取り替えて、常に新鮮な状態を保つ
・冷たい水を嫌がる犬には、ぬるま湯を試してみる
・食事にウェットフードを取り入れたり、ドライフードに少量の水を加えることで、食事からの水分摂取を増やす

 

「水を飲ませなければ」と焦るのではなく、「自然と水を飲みたくなる」ような環境を整えることが、継続的な水分補給には効果的です。

 

動物病院を受診したほうがよい目安

ご自宅でできる水分補給の工夫をしても改善が見られない場合や、脱水の兆候が明らかである場合は、できるだけ早く動物病院を受診してください。

 

以下のような症状が見られる場合は、注意が必要です。

 

・水をほとんど飲まない状態が続いている
・尿の量が明らかに少ない、またはまったく出ていない
・元気や食欲の著しい低下がある
・ご自宅での工夫を試しても状態が改善しない

 

また、シニア犬や持病のある犬は脱水の影響を受けやすいため、症状が軽く見えても早めの受診をおすすめします。

 

当院では、犬の状態を丁寧に診察したうえで、必要に応じて血液検査や点滴治療などを行い、体への負担を最小限に抑えた診療を心がけています。ご不安な点があれば、いつでもご相談ください。

 

まとめ

冬は、暖房によって快適に過ごせる反面、乾燥した空気の影響で犬が脱水しやすくなる季節でもあります。特に「隠れ脱水」は症状が目立ちにくいため、日常のちょっとした変化を見逃さないことが大切です。

 

「何となく元気がない」「水をあまり飲まない」と感じたら、それは脱水のサインかもしれません。そんな時は、まずはご自宅でのチェックや水分補給の工夫を行い、それでも改善が見られない場合は、ためらわずに動物病院を受診するようにしましょう。

 

脱水だけでなく、犬の健康を守るためには、飼い主様と動物病院が一緒に見守ることが欠かせません。少しの不安でも、どうぞお気軽に当院へご相談ください。私たちは、犬と飼い主様の健やかな毎日をサポートいたします。

 

 

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