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愛犬との旅行もこれで安心|準備と注意点がわかる完全ガイド

犬との旅行は、家族の絆を深め、かけがえのない思い出作りができる素晴らしい機会です。旅行先で一緒に過ごす時間は、普段の生活では味わえない特別な経験となり、愛犬との絆をさらに強めてくれます。

 

しかし、慣れない環境や移動によって、犬は体調を崩したり、思わぬトラブルに巻き込まれたりすることがあります。だからこそ、事前の準備としっかりとした対策が大切です。

 

今回は犬との旅行を安心して楽しむために、必要な事前準備や移動手段の選び方、トラブル防止策などを詳しく解説します。

 

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■目次
1.犬と旅行するための事前準備
2.移動手段の選び方と注意点
3.トラブル防止と対策
4.よくある質問(Q&A)
5.まとめ

犬と旅行するための事前準備

愛犬との旅行を楽しく過ごすためにも、まずはしっかりと事前準備をしておきましょう。

 

<ペット保険の加入>

旅行中は環境の変化から体調を崩しやすかったり、事故の発生率が普段よりも高くなったりします。そのため、あらかじめペット保険に加入しておくと、万が一の時に安心です。ただし、審査には1ヶ月程度かかることもあるため、余裕をもって申し込みましょう。

 

<予防接種の確認>

犬が同伴可能なホテルや施設では、ワクチン接種証明書や狂犬病予防接種の証明書が求められることがあります。さらに、予防接種後に体調を崩す場合もあるため、1ヶ月前までに予防接種を済ませると安心です。

 

<健康診断を受ける>

旅行先で万が一、病気を発症したり悪化したりしてしまったら、旅行どころではなくなってしまいますよね。そのため、事前に健康診断を受け、持病や体調に問題がないか確認しましょう。

 

<犬同伴可能なホテル探し>

犬が同伴可能なホテルは、犬種やサイズによって利用条件が異なることがあります。特に大型犬は宿泊可能な施設が限られるため、早めの予約が大切です。併せて、ペット用アメニティの有無や周辺にドッグランや散歩コースがあるかなども確認しておきましょう。

 

また、快適に旅行ができるよう、以下を参考に荷物を準備しましょう。

 

<必須アイテム>

・首輪、リード、ハーネス
・キャリー
・鑑札、ワクチン接種証明書
・食べ慣れたフード・おやつ
・飲み水
・お散歩セット(うんち袋、ティッシュ類、水の入ったペットボトル)
・トイレシート
・常備薬(持病がある場合は必須)

 

<あると便利なアイテム>

・酔い止め(動物病院で事前に処方を受けると安心です)
・歯ブラシ
・犬用タオル
・折りたためる食器
・オムツ、マナーベルト
・粘着ローラー

 

上記に加え、季節に合わせて以下のグッズも準備しておくとより安心です。

 

<夏の持ち物>

・冷却グッズ(保冷剤、クールマットなど)
・虫よけスプレー
・犬用の経口補水液

 

犬や猫の熱中症についてはこちらから

 

<冬の持ち物>

・防寒着
・靴下
・湯たんぽ
・ブランケット

 

移動手段の選び方と注意点

愛犬との旅行は、移動手段に頭を悩ませる方も少なくないでしょう。移動方法によって犬が受けるストレスが異なるため、それぞれのメリット・デメリットと対策を確認しましょう。

 

【電車移動の特徴】
<メリット>

比較的安価で、渋滞の心配がないためスケジュール通りに移動できます。

 

<デメリット>

犬はキャリーケースに入れ、「手回り品」として扱う必要があります。また、通勤ラッシュ時は混雑によるストレスや事故のリスクが高まるため避けましょう。

 

<電車移動時の注意点>

・閑散時間帯を選ぶ(平日昼間や週末の早朝が狙い目)
・キャリーは通気性が良く、安定感のあるものを使用
・キャリーの中には慣れたタオルやおもちゃを入れ、安心感を与える

 

【車移動の特徴】
<メリット>

周囲を気にせず、愛犬の体調に合わせて休憩を取りながら移動できます。エアコンで温度管理ができるため、季節を問わず快適です。

 

<デメリット>

長時間の移動は犬にストレスを与え、車酔いを起こすリスクがあります。

 

<車移動時の注意点>

・1時間ごとに休憩を取り、トイレや水分補給をする
・窓を少し開けて換気する(直風は避ける)
・安全のため、ドライブシートやシートベルトハーネスを使用する

 

【飛行機移動の特徴】
<メリット>

短時間で長距離移動ができるため、遠方への旅行に便利です。

 

<デメリット>

犬は基本的に貨物室に預けられるため、ストレスが大きく、気温や気圧の影響を受けやすいです。特に短頭種(フレンチブルドッグ、パグなど)は呼吸器系のトラブルを起こしやすく、預け入れを制限されることがあります。

 

<飛行機移動時の注意点>

・夏場のフライトは避ける(熱中症のリスクが高いため)
・直行便を選ぶ(乗り継ぎは犬の負担が大きいです)
・事前に航空会社の規定を確認し、搭乗予約時に犬の同伴を申告する

 

トラブル防止と対策

旅行中はいつもと違う環境に、思わぬトラブルが発生することがあります。

 

<異物誤食>

普段しっかりと気を付けている方でも、旅行中は気が緩むことも少なくありません。また、袋でごみを管理しなければならない環境では、より異物誤食のリスクが高まります。そのため、物理的に異物誤食できないように、ごみは愛犬の口が届かない場所に管理する、人間が食事をしている時はリードを短めに持ったりキャリーに入れたりするなどして、異物誤食を防ぎましょう。

 

犬と猫の異物誤食についてはこちらから

 

<車酔い>

犬も車酔いをすると、気持ち悪くなって吐いてしまうことがあります。そのため、あらかじめ動物病院で酔い止めの薬を処方してもらう、1時間おきに休憩をとる、空腹や満腹状態を避けるなどして、対策しましょう。

 

<他の犬とのトラブル>

ドッグランや観光地では、他の犬との接触でトラブルが発生することがあります。初めての場所に興奮してしまう子も多いため、他の犬がいる場所ではリードを短く持つ、興奮しているときは他の犬と接触しない、ドッグランでは興奮がおさまってからリードを外すなど、工夫をしましょう。

 

よくある質問(Q&A)
Q1:子犬・子猫でも旅行できますか?

子犬・子猫でも旅行はできます。ただし、体調が安定していることや、ワクチンプログラムがしっかり完了していることが条件になります。そのため、旅行前に必ず動物病院で健診を受け、健康に問題ないことを確認するようにしましょう。
また、比較的気候が穏やかな春や秋の方が、体調を崩しにくいのでおすすめです。

 

Q2:無理せずペットホテルに預けて出かけた方が安全ですか?

安全面だけを考えるのであれば、ペットホテルに預けた方が安心です。しかし、旅行先で家族みんなで過ごす時間も大切ですので、愛犬と旅行をする際は事前準備やトラブル対策をしっかり行い、できるだけ安全に過ごせるように努めましょう。

 

まとめ

犬との旅行は、愛犬との絆を深め、かけがえのない思い出を作る素晴らしい機会です。安心して楽しむためには、保険加入や予防接種、健康診断などの事前準備をしっかり行い、宿泊施設や移動手段も事前に確認しておくことが大切です。

 

また、移動中は犬がストレスを感じやすいため、電車や車、飛行機それぞれの特徴を理解し、犬に負担の少ない方法を選ぶことが重要です。

 

 

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