ライフサポート情報
2024.06.11|ライフサポート情報
愛犬・愛猫の健やかな長生きのために|肥満防止と健康管理について
「肥満は万病の元」といわれるように、犬や猫も肥満によってさまざまな健康問題を引き起こします。寿命にも影響を及ぼすため、元気で長生きしてもらうためには、体重のコントロールが欠かせません。
そこで今回は、犬と猫の肥満防止と健康管理の重要性について解説していきます。
■目次
1.肥満が及ぼす健康への影響
2.肥満の原因と予防法
3.食事管理の重要性
4.ダイエット用処方食の効果と選び方
5.運動と生活習慣の改善
6.定期的な健康チェックの必要性
7.まとめ
肥満が及ぼす健康への影響
肥満は、以下のさまざまな病気を招きやすくなります。
・心臓病
・糖尿病
・呼吸器の病気
・椎間板ヘルニア
・関節の病気 など
また、肥満ではない犬や猫と比べると免疫機能が低かったり、平均寿命が短かったりするといった研究結果も報告されています。
肥満の原因と予防法
肥満は消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ることで起こります。そして多くの場合、運動不足やカロリー過多がその原因となります。
つまり、肥満を予防するためには、適度な運動と適切な食事管理が必要になります。
食事管理の重要性
現代の犬や猫たちは室内飼育が主流であるため、運動量の十分な確保が難しいという飼い主様は決して少なくありません。そのため、犬や猫の肥満防止と健康管理のためには、食事管理が大きな役割を果たします。
ダイエット用処方食の効果と選び方
ダイエット用処方食は、通常のフードと比べるとカロリーや脂肪分が抑えられています。また、食物繊維を多く含むため、満腹感もしっかりと得ることができます。
とはいうものの、ダイエット用処方食は種類がたくさんあり、味や粒の大きさが違ったり、成分が異なったりします。そして年齢や犬種、持病の有無などによっても適切な処方食が異なってくるため、より安全で効果的にダイエットができるよう、獣医師と相談の上、適切なものを選ぶことをおすすめします。
運動と生活習慣の改善
肥満防止と健康管理のためには、運動や生活習慣の改善も重要です。
犬の場合、お散歩は1日2回行い、坂道や階段を通るようにするとより効果的です。
猫の場合、キャットタワーやキャットウォークを取り入れるなどして、家の中でもしっかりと運動量を確保できるよう工夫しましょう。
定期的な健康チェックの必要性
犬や猫はフワフワの毛で体型がわかりにくかったり、品種や個体差によって適正体重が異なったりするため、肥満に気が付かないことがあります。また、健康に問題があったとしても、初期の段階では気が付きにくいケースが多いため、早期発見や早期治療のために、定期的に健康チェックを行うようにしましょう。
まとめ
日頃から適切な食事管理と適度な運動を行うことで、肥満を防ぎ、健康で長生きできる可能性が高くなります。特に避妊・去勢手術を行っている場合は肥満になりやすいため、定期的に動物病院を受診し、健康や体重のチェックを行うようにしましょう。
また、当院では、ダイエット用の処方食を数種類の中からお選びいただけます。定期購入も可能ですので、処方食について何か気になることがあれば、お気軽に当院まで御相談ください。
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