ライフサポート情報
2024.02.19|ライフサポート情報
犬と猫のフードの選び方のポイントについて｜健康状態や年齢応じて適切なものを与えよう
愛犬や愛猫の健康と長寿のためには、適切な食事選びが非常に大切です。しかし、様々な種類のフードがある中からどれを選べば良いのか、飼い主様が迷われることも多いでしょう。
そこで今回は、犬と猫それぞれのフードの選び方のポイントについて解説します。
■目次
1.主食には総合栄養食を
2.犬の食事について
3.猫の食事について
4.ライフステージに合わせたフードの選び方
5.ドライとウェットフードの違い
6.まとめ
主食には総合栄養食を
犬や猫の主食には、「総合栄養食」が最適です。
総合栄養食は、ペットが必要とする栄養素がバランス良く含まれているフードで、日々の食事に適しています。
また、フードには総合栄養食の他に「栄養補助食」がありますが、栄養補助食は主食として設計されているものではないため、これだけを継続して与えると、栄養のバランスが崩れる恐れがあります。
そのため、おやつなどで使う分には問題ありませんが、日々の主食には「総合栄養食」を選ぶことが重要です。
犬の食事について
犬は雑食性で、肉類だけでなく炭水化物や植物性タンパク質も必要とします。年齢に応じて必要な栄養素は変わるため、成長期の犬にはビタミンやミネラル、タンパク質を豊富に含むフード、高齢期の犬には消化しやすく栄養価の高いフードが適しています。
また、肥満が気になる犬には、カロリー控えめなフードを選ぶと良いでしょう。
猫の食事について
猫は肉食性の動物であり、高タンパク質の食事が必要です。猫用フードでは、タンパク質が豊富なものを選ぶことが大切です。
特に、アミノ酸の一種であるタウリンは猫の健康維持に欠かせません。
また、猫は自発的に多くの水を飲む習慣がないため、水分補給のためにウェットフードを活用して食事から水分を摂らせると良いでしょう。
ライフステージに合わせたフードの選び方
犬や猫は、成長段階や年齢、健康状態に応じて、それに適したフードを選ぶ必要があります。
＜成長期＞
子犬や子猫の成長期には、成長と発達をサポートするために高タンパク質や高エネルギーのフードが最適です。また、子犬や子猫は消化器官が完全に成熟していないため、消化しやすいフードを選んで与えるようにしましょう。
＜シニア期＞
高齢の犬や猫には、関節の健康を支える成分や消化を助ける成分、全体的な健康を維持するためのビタミンやミネラルが含まれているフードなどが適しています。
また、健康上に問題を抱える犬や猫の場合、獣医師の指示に従って特定の療法食を与える必要があります。たとえば、腎臓病を患う猫にはリンの低いフードが推奨され、肥満が懸念される犬と猫には低カロリーのフードが適切です。
ドライとウェットフードの違い
＜ドライフード＞
ドライフードは乾燥して粒状になっており、長期保存が可能であり、経済的であるというメリットがあります。また、量を計りやすいため食事管理が行いやすいのも特徴です。
ただし、水分摂取が不十分になる可能性があるため、特に猫の場合は注意が必要です。
＜ウェットフード＞
ウェットフードは水分を多く含み、味や香りが豊かで食欲を刺激します。
特に水分を十分に摂取しない猫や高齢の犬猫、水分摂取が必要な健康状態の犬猫に最適です。
しかし、開封後は早めに消費する必要があり、ドライフードに比べて保存性は劣ります。
まとめ
ペットフードを選ぶ際には、それぞれのフードの特徴を理解し、愛犬や愛猫の健康状態や年齢、好みに応じて適切なものを選ぶことが重要です。
フード選びについて分からないことがあれば、動物病院に相談しましょう。
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