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子犬と子猫によくみられる病気について|ワクチン接種で防げる病気も

子犬や子猫をお迎えしたときに、飼い主様がまず心配されるのは、その子の健康状態だと思います。幼いころは免疫機能が未熟なため、成犬・成猫でみられる病気とは違った病気にかかる可能性があります

また環境の変化によって、病気でなくても体調を崩してしまうこともあります。

 

今回の記事では、子犬や子猫をお迎えしたときによくみられる症状や、それぞれの動物で幼齢期にかかりやすい病気について、まとめて解説します。

 

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■目次

1.子犬・子猫をお迎えしたときによくみられる症状
2.子犬がかかりやすい病気
3.子猫がかかりやすい病気
4.子犬・子猫共にかかりやすい病気
5.まとめ

子犬・子猫をお迎えしたときによくみられる症状

飼い主様が子犬や子猫をお迎えするときには、ペットショップやブリーダーから引き取る、あるいは野外から保護する場合もありますが、いずれにしてもお迎え前後で環境がガラリと変化します。
特に幼い動物は環境の変化に敏感で、些細なことにもストレスを感じてしまい、下痢や嘔吐などの症状がみられる場合があります。
そのため、お迎えから2週間程度はご自宅で安静に過ごしていただき、まずは新しい環境に慣れさせることをおすすめします。

 

また、犬や猫では生後2カ月程度は主に母犬・母猫の母乳から免疫を与えられ(移行抗体といいます)、感染症から身を守っていますが、それ以降は抗体がだんだんと失われてしまうため、感染性の病気にかかりやすくなります。
お迎えしたときの月齢にもよりますが、生後2~4カ月以降は発熱、咳、下痢、嘔吐といった症状が現れやすくなります。子犬・子猫は体調が急変してしまうことも多いので、こうした症状がみられたらすぐに動物病院を受診しましょう。

あわせて、適切な時期にワクチンを接種することで予防に努めるのも重要です。

子犬がかかりやすい病気

子犬がかかりやすい病気は主に下記のとおりです。

ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)
初期には乾いた咳や微熱といった、風邪のような症状がみられます。

 

犬パルボウイルス感染症
下痢や嘔吐といった消化器症状がみられ、致死性が高いことも特徴です。

 

犬ジステンパーウイルス感染症
発熱や食欲の低下だけでなく、神経症状を引き起こすこともあります。

子猫がかかりやすい病気

子猫がかかりやすい病気は主に下記のとおりです。

猫風邪(猫カリシウイルス感染症、猫ヘルペスウイルス感染症)
鼻水や目やに、くしゃみ、発熱など、風邪のような症状が現れます。

子犬・子猫共にかかりやすい病気

子犬・子猫共に注意が必要な病気は下記のとおりです。

内部・外部寄生虫症
消化管内寄生虫では下痢など、皮膚に寄生するものではかゆみや脱毛などが現れます。

 

異物誤飲
幼齢動物は好奇心旺盛のため、身近なものを誤って食べてしまうことが多くあります。食べたものによって症状は様々ですが、下痢や嘔吐などの消化器症状がよくみられます。

まとめ

子犬や子猫は免疫機能が未熟なので、今回ご紹介した病気にかかりやすいだけでなく、容態が急変しやすいことにも注意が必要です。

信頼できるかかりつけの動物病院を探しておき、何かあったらすぐに受診できるようにしておきましょう。

 

また、これらの中にはワクチン接種によって未然に発症を防げる感染症も含まれるので、幼い命を守るためにも、積極的なワクチン接種を心がけましょう

 

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