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シニア猫の関節痛に注射という選択|ソレンシアでできるケアとは?

最近、愛猫が「高いところに登らなくなった」「寝ている時間が増えた」といった変化に気づいたことはありませんか?これらは、シニア猫によく見られる行動のひとつです。多くの飼い主様は年齢的な衰えと考えがちですが、実は猫の関節痛が関係している可能性もあります。

 

猫は犬と比べて痛みに対して非常に我慢強く、明確な痛みのサインを出しにくい動物です。そのため、行動の変化に気づけるかどうかが、早期のケアや治療に繋がる重要なポイントになります。

 

今回は猫の関節痛について、基本的な知識や新たな注射治療「ソレンシア」などを解説します。

 

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■目次
1.猫の関節痛とは?
2.こんな変化は要注意|関節痛のサインかもしれません
3.関節痛を放っておくとどうなる?
4.関節痛治療の選択肢と考え方
5.ソレンシアとは?猫の関節痛に対する注射治療
6.まとめ

 

猫の関節痛とは?

猫の関節にも人間と同じように「関節軟骨」が存在し、関節の動きをスムーズにしたり、外部からの衝撃を吸収したりする重要な役割を担っています。ところが、年齢を重ねるにつれてこの関節軟骨は少しずつすり減り、炎症が起きたり、関節自体が変形したりすることで痛みが発生するようになります。

 

ただし、猫は痛みを声に出して訴えることが少なく、見た目にも分かりづらいため、関節痛は静かに、気づかれないまま進行してしまうことが少なくありません。そのため、飼い主様が小さな変化に気づいてあげることがとても大切です。

 

こんな変化は要注意|関節痛のサインかもしれません

猫の関節痛は、日常の動作や行動にさりげなく表れることが多く、以下のような変化が見られた場合は注意が必要です。

 

・高いところへのジャンプをためらう、あるいはジャンプに失敗する
・寝ている時間が増え、以前よりも活動量が減る
・抱っこや身体に触れられるのを嫌がるようになる
・毛づくろいの頻度が減り、毛並みが乱れてくる

 

これらのサインは、猫にとって痛みや違和感があることを示している可能性があります。ただし、加齢による自然な変化と見分けがつきにくく、つい見逃してしまいやすい点が問題です。

 

関節痛を放っておくとどうなる?

関節痛による痛みが慢性化してしまうと、猫はできるだけ動かなくなっていきます。動かない時間が増えることで筋力が低下し、さらに動きにくくなるという悪循環に陥ってしまいます。その結果、代謝が落ちて体重が増加したり、生活の質(QOL)が著しく低下したりする恐れがあります。

 

このような状態に至る前に、飼い主様が変化に気づき、早めに動物病院へ相談することが重要です。

 

関節痛治療の選択肢と考え方

これまで、猫の関節痛に対する治療は難しいとされてきました。猫は体質的に使える鎮痛薬の種類が限られているうえ、副作用のリスクから長期間の内服が困難なケースも多くありました。そのため、「関節痛はどうしようもないもの」と考えられていた時代もあります。

 

しかし、近年は猫の痛みを和らげるための治療方法が進歩し、選択肢が広がってきています。体重管理や生活環境の見直しといった基本的な対策に加え、注射による痛みの管理が可能な新しい薬剤も登場しています。そのひとつが、慢性的な関節痛に対して注目されている注射薬「ソレンシア」です。

 

ソレンシアとは?猫の関節痛に対する注射治療

ソレンシアは、猫の慢性的な関節痛に対して使用される新しい治療薬です。猫の体内で痛みを引き起こす原因となる物質に直接作用し、痛みの信号をブロックすることで症状の緩和を目指します。

 

この薬の大きな特徴は、1回の注射で約1か月間にわたって効果が持続するといわれている点です。毎日薬を飲ませる必要がないため、内服を嫌がる猫にも負担をかけずに治療ができるというメリットがあります。また、肝臓や腎臓への負担が少なく、副作用のリスクも比較的低いとされています。

 

ただし、すべての猫に同じように効果が現れるわけではなく、個体差があるため、使用の際には必ず獣医師の診察が必要です。

 

当院では「動物への負担を最小限に抑えた低侵襲な治療」を大切にしています。ソレンシアはその方針と合致した治療薬であり、慢性的な関節痛に悩む猫にとって、より良い生活を送るための一助になると考えています。

 

まとめ

猫の関節痛は、目に見える症状が少ないため気づきにくい病気ですが、「動きが鈍くなった」「ジャンプをしなくなった」といった小さな変化は、猫が発している大切なサインかもしれません。

 

関節痛を放置してしまうと、痛みが強くなり、活動性がさらに低下してしまいます。しかし、早い段階で適切なケアや治療を受けることで、その負担を軽減できる可能性は十分にあります。ソレンシアのような新しい治療薬も登場し、これまで以上に選択肢が広がっているため、まずは動物病院でご相談いただくことが最初の一歩です。

 

当院では、飼い主様と愛猫が1日でも長く快適に過ごせるよう、丁寧な診療を心がけています。猫の関節痛が疑われるような行動の変化に気づかれた場合や、ソレンシアについて詳しく知りたいときは、ぜひ当院までお気軽にご相談ください。猫の小さな変化にいち早く気づき、適切な対応をすることが、健康なシニア期を支える大切な一歩となります。

 

 

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